僕たちのお米と家族の物語
僕は、幼い頃からおじいちゃんとおばあちゃんが愛情を込めて育てたお米が大好きでした。このお米は、いつも食卓にあって、僕の生活の一部となっていました。
でも、大学進学で親元を離れて愛知県に移り住んでからは、少し変わりました。自炊が面倒で、ついパスタやパンに頼る生活に。それでも、たまに実家に帰って、久しぶりにおじいちゃんとおばあちゃんのお米を食べると、変わらない美味しさに包まれて、なんだかホッとするんです。あの瞬間は、最高に気分が良くて、まるで昔の自分に戻ったような安心感があります。
そんな僕も今では家族を持ち、最愛の娘たちにこのお米をずっと残してあげたいと思うようになりました。孫やひ孫まで、ずっとこのお米を食べさせてあげたい。パスタやパンもいいけれど、日本にはもっと素晴らしいものがある。この大切なお米を、これからも未来へ繋げていきたいと思っています。おじいちゃんやおばあちゃん、そのまた先の世代までが守り続けてきた、この誇りあるお米を。